西国三十三霊場巡りマラニック

西国二十二番 総持寺



武藤 翔峰   平成21年10月13日


次は総持寺へ行った。茨木市内にある総持寺は千手観音様を本尊としており、その他薬師如来、地蔵菩薩、不動明王、弘法大師など多くの仏様や神様をおまつりしている。
宗派は高野山真言宗、本尊は千手観世音菩薩、開基は山蔭中納言政朝卿である。承和年間(834-847年)、高房が任地の太宰府に向かう途中、息子の政朝が川に落ちてしまったが、翌朝、政朝が大きな亀の背中に乗って帰ってきたという。この亀は高房が前日に漁師から買い取り、川に放した亀であった。喜んだ高房は唐人に観音像を刻む香木を探してくるように頼んだ。数十年後、『高房卿の求めに応じて海を渡す』と刻まれた香木が流れ着いたが、この時、高房は既に亡くなっていた。中納言になっていた政朝は、香木を持って都に行き仏師を探したが優れた人が見つからなかったので、長谷寺に行き観音に祈ったところ、童子が現れた。童子はこの香木を材とし、亀に乗った千手観音を刻んだという。











 

 
 

 

 




 







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