西国三十三霊場巡りマラニック

西国一番 青岸渡寺



武藤 翔峰   平成21年10月13日


台風一過、秋晴れの続く10月10-12日の3連休、西国三十三観音霊場9ヶ所を巡ってきた。1日目は一番青岸渡寺でここは世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』として一部登録されており、熊野那智大社や那智の大滝が隣接している。宗派は天台宗、本尊は如意輪観世音菩薩、開基は裸形(らぎょう)上人である。仁徳天皇の代(300年代)にインドから熊野灘の浜に漂着した裸形上人が、那智山に籠もり、那智の大滝にうたれること千日、その修行中に滝壺の中に黄金色に輝く丈八寸の観音仏の出現を見たという。裸形上人は小堂を建て、授かった黄金の観音仏を祀ったのが当寺の創始とされている。その後、推古天皇の代に大和からきた僧、生仏上人が玉椿の大木で如意輪観音像を刻み、この中に黄金の観音仏を胎内仏として納めたという。この一帯は2004年7月に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録された。
有名な「那智大滝」はその落差133mといわれており、さすがに雄大である。滝口が三筋になっており、これが那智の滝の特徴とされている。滝口の上に注連縄(しめなわ)が張られているが、この滝は滝壺の近くにある「飛滝神社」のご神体とされている。
先日の台風18号の影響で滝の水量は非常に多く、三筋の滝口は一筋になっており、まさに雄大かつ荘厳な眺めであった。飛滝神社は、かつて那智山の郷社であったが、昭和12年(1937年)に「熊野那智大社」の摂社になった。
ここは紀伊半島の突端に位置し、つぎの紀三井寺へ移動するだけで一日目が終了、和歌山市内に宿泊した。















  

 

 

 







 



 

 



 





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