西国三十三霊場巡りマラニック

西国四番 施福寺



武藤 翔峰   平成21年10月13日


次に行った施福寺は槇尾山寺と呼ばれた山岳寺院で、葛城修験系の寺院として創建されたというだけあって本堂へ行くのにかなり走ったり、歩かなければならなかった。本堂に着いてみるとそこには「通行止」の看板があり、一般の人は立ち入らない道を私は走って登ってきたことになる。私にとっては良いマラニックとなった。
宗派は天台宗、本尊は千手千眼観世音菩薩、開基は行満上人である。この寺は欽明天皇の時(550年頃)に、天皇の病気治癒の勅願により行満上人によって開かれ、弥勒菩薩を安置したのが草創とされている。
行基菩薩もここで修行したと伝えられ、また、弘法大師はここで剃髪したとされている。かつて、寺は非常に栄えたらしい。しかし、織田信長の兵火に遭い、殆ど破壊されたようである。その後、豊臣秀頼によって再興されたといわれているが、ただ、以前のような隆盛はなくなったという。
西国33霊場観音の中で、観音正寺や岩間寺、上醍醐寺のように走り甲斐のあるマラニック気分を満喫できた施福寺ではあった。
























 
 


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