西国三十三霊場観音巡りマラニック

第二十八番 成相山 成相寺



武藤 翔峰   平成21年11月24日


つぎに二十八番 成相山 成相寺へ行った。
宗派は高野山真言宗、本尊は聖観世音菩薩、開基は真応上人である。真応上人が霊地を求め諸国を旅していたが、この地の風景に惹かれて庵を結び修行していたところ、慶雲元年(704年)のある日、老人が現れ観世音菩薩像を置いて立ち去った。上人はこの像を安置するための堂を建てたのが寺の創始とされているようである。

大雪の続いた冬のある日、食べ物はなくなり上人は餓死寸前であったが、そこに一頭の傷ついた鹿が現れた。肉を食べてはならないという戒律があったが、命には代えられず、その鹿の肉を煮て食べた。上人は食べてから、鹿の肉と思ったのは本尊の腿の木片であることに気付き、観世音菩薩が身代わりになり助けてくれたことを知った。
上人は喜び、木片を観世音菩薩の腿につけると像は元通りになったという。これが成相(合)寺の寺名の由来とされている。

成相山成相寺は、日本三景のひとつ天の橋立を一望する成相山(569m)の山腹にあり、「願い事が成りあう寺」として有名、成相観音とも呼ばれている。もともとは修験の道場として信仰を集めていた山岳信仰の山に、文武天皇の勅願所として704年(慶雲元年)、真応上人が開基。2007年(平成19 年)に高野山真言宗から独立し、現在は真言宗系単立の橋立真言宗大本山となっている。
日本一のパノラマ展望所からの「股覗き」は圧巻だった。











  





  
 







  







 
  





  








  














  


























  


  





















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